こんにちは、チャーリーです。
昨日の日経新聞朝刊の記事です。
日本投資顧問業協会は6日、投資家が金融機関に運用を任せる「ラップ口座」の契約残高が2018年度末で8兆8272億円だったと発表した。前年度比11%増え、7年連続で過去最高を更新した。主な顧客である富裕層や高齢者への販売が拡大した。残高の伸び率は鈍化しており、市場の頭打ちを指摘する声もある。
ラップ口座が好調なようです。これについて、私はとても懸念を持ちます。
そもそもラップファンドができた経緯は、証券やら銀行やらが利益を取ろうとして、顧客に必要以上の取引(回転売買)をさせていることに金融庁が待ったとかけたことに始まります。
金融庁の睨みに対し、困った銀行・証券は回転売買ではないが顧客の資金をある程度自由に操作することができ、高い手数料がとれるラップファンドを主力にしようと意図したのです。
ラップファンドとは金融機関に運用を一任するということで、金融機関に自分の大切な資金を丸投げしてしまうという、我々投資家が最もやってはいけないことなのです。ラップの契約を結ぶ過程で自分の資産の内訳について金融機関にバレてしまう訳で、自分の大切な虎の子を引っ掻き回される恐れも出てきて良いことは一つもありません。
ラップ口座は自分が何にもしないで金融機関に任せられるから楽でいいぞという知人がいました。
大切な資金を運用するに当たって、何もしない(したくない)のという人は、そもそも投資をする資格はないと思います。
Bon Voyage !
理髪屋さんに「髪を切るべきでしょうか」と問うのは、銀行に「投資信託は買うべきでしょうか」と問うのと一緒。貴方は確実に鴨葱に見られているのです。
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