こんにちは、チャーリーです。
ウォーレン・バフェットとビル・ゲイツが大学のセミナーに招かれた時の映像がDVDとしてあります。
セミナーの中で質問コーナーがあって、学生がバフェットに尋ねます。
「学生時代にいちばん身につけるべきことは何ですか?」
「それは、大勢の前で話せる能力だよ」
こうしたやりとりだったと思います。
1000人の聴衆がいるなかで、突然あなたが指名され、5分間で「あなたの人生でもっとも感銘を受けた出来事は何か?」を話してくださいと言われたとします。
あなたならどうしますか。
「いや~、突然の指名で何も考えてないので遠慮させてください」というのか「ああ、いいですよ。どんな切り口にしましょうか、健康、お金、恋愛・・・」
バフェットなら余裕の表情を浮かべて、ゆっくりと登壇していくでしょう。
バフェットは学習魔(学習マシン)と言われているように、とにかくあらゆることを貪欲に学んでものにしてしまう習慣ができているようです。スピーチに関するあらゆるスキルをマスターしているからこそ、突然のオファーにも落ち着いて対応できるのです。素敵だと思います。
さて、バフェットの青年時代はスピーチと言えば演壇で聴衆に対面して話せばよかったのかもしれません。しかし、現在ではスピーチに加え、プレゼンテーションをするシーンが増えています。話し方のスキルの他に、プレゼン資料をどのように作成すれば効果的かを知っていることが、大勢の人から抜きんでるポイントになるのではないでしょうか。
私たちは恵まれた時代に生きています。というのは日本で「プレゼンの技法」で決定版ともいうべき書物があるからです。山口周著「外資系コンサルのスライド作成術」です。山口さんはコンサル業界の中では珍しく、経営全般の他に芸術に対する造詣が深くそれがこの本の中にも遺憾なく発揮されています。プレゼンに使う言葉は一行に収める簡潔なものにする文字上のアドバイスから、どのようなデザイン、色でスライドを仕上げるかという美的感覚の面まで、余すところなく教えてくれます。あるコンサルの方が「こんな内容まで本で公開しちゃっていいんかいな」とコメントしていたのが印象に残っています。プレゼンのスキルを向上させるには第一に進められる良書と思います。
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