こんにちは、チャーリーです。
日経新聞朝刊(19年11月9日)土曜版を読んでいたら興味深いデータがありました。
世界の有力企業の時価総額の移り変わりがどうなったかというリストです。
データは1989年と2019年が記載されていました。
まず、1989年は下記の通りです。
1位 NTT (日本)
2位 日本興業銀行 (日本)
3位 住友銀行 (日本)
4位 富士銀行 (日本)
5位 第一勧業銀行 (日本)
6位 IBM (米国)
7位 三菱銀行 (日本)
8位 エクソン (米国)
9位 東京電力 (日本)
10位 ロイヤル・ダッチ・シェル (英国・オランダ)
えぇ、これって日本企業の時価総額ランク?って見た瞬間思ってしまいますよね。10位中7社が日本企業、しかも1位から5位まで日本企業が独占状態です。ジャパン・アズ・ナンバーワンのバブル全盛期の日本の勢いがいかに凄いものであったかがわかります。
続いて、2019年は下記の通りです。
1位 アップル (米国)
2位 マイクロソフト (米国)
3位 アルファベット (米国)
4位 アマゾン・ドット・コム (米国)
5位 フェイスブック (米国)
6位 バークシャーハサウェイ (米国)
7位 アリババ集団 (中国)
8位 JP・モルガン・チェース (米国)
9位 テンセント (中国)
10位 ジョンソン・エンド・ジョンソン (米国)
1989年から30年後、何という様変わりでしょうか!今回は10位中8社が米国企業、1位から6位まで米国企業が独占状態です。まさに「東京」の仇を「ニューヨーク」で取られたといった感がありますね(苦笑)。日本企業がゼロになり、中国では2社ランクインしています。
こうして時価総額の変遷を見るにつけても、企業の持つ「賞味期限」は短いものだなということを実感します。私たち長期投資家が投資先を検討する際にもこのランキングは参考になるのではないでしょうか。
これから30年後、いったいこの時価総額ランキングはどのように変わっていると思いますか? 私は2019年で5位までを独占しているいわゆる「GAFA系」企業はすべてランク外になると予想します。30年先までランクされ続けるのはバークシャーハサウェイとジョンソン・エンド・ジョンソンだけでしょう。それ以外の企業は30年後の花形企業で埋まるのではないでしょうか。シーゲル流長期投資の要諦がこのランク表を見ていておのずと浮かび上がってきます。
Bon Voyage !
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