こんにちは、チャーリーです。
先日、IBMの四半期決算が発表になりました。
(4-6月・第2四半期)
・1株営業利益(調整後):3.17ドル(予想:3.08ドル)
・売上高:191.6億ドル(予想:191.4億ドル)
グローバル・テクノロジー:68億ドル (-6.7%)
クラウド・コグニティブ: 56億ドル (+3.2%)
グローバル・ビジネス: 42億ドル (+0.5%)
スシテム:18億ドル (-19.5%)
うーん、微妙な感じの決算ですね。
一株利益、売上高は予想を上回りました。
もっとも売上高は予想は上回ったものの、4四半期連続の減収です。
主力のグローバルテクノロジー部門は6.7%の減収となりました。
CFOがコメントしたのは、グローバルテクノロジー部門の減収は、プロダクト分野のAI分野への移行(=リストラ)が完了したものとのことですが、これは字義通り受け取ってよいと思っています。
メインフレームの主力分野として長年業績を誇ってきた伝統企業のIBMがルイス・ガースナ―の改革によって、サービス分野へ大きく舵を切ってきました。
その時以来の経営戦略の転換が現在まで続いており、いよいよ仕上げの時期に入ってきていると言ってよいのではないでしょうか。
340億ドルで買収したレッド・ハット社もその戦略の一環です。
今回の決算発表でCFOからレッド・ハット社の現況についてIBMからコメントがなかったことに批判的な記事がありましたが、もう少し長い目で見てまだ静観していても良いのでは考えます。8月にはレッドハットの方向性をコメントすると言うことですしね。
いずれにせよ、IBMの構造転換にはまだまだ時間を要すると思います。アマゾンやマイクロソフトのような若い企業ではなく、大型PCをメインにしていた伝統企業が競合の若手企業とAIで争っていく際の体質の改善。これは暖かい目で見守ることとし、私のポートフォリオのIBM全株は当面ホールドでいきます。
Bon Voyage !
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