こんにちは、チャーリーです。
先週末、久しぶりにクラシック音楽ビアノ曲の演奏をCDで楽しみました。
ピアニストの田部京子さんがグリークの作品ばかりを集めたCDです。
グリークは「ペールギュント」という劇付随の音楽を書いた作曲家として有名ですね。
子どものためのオーケストラ・コンサートなどでは定番になっている曲です。
今回のCDではこの「ペールギュント」、田部さんのピアノ用アレンジで収録されていてとても興味深い演奏ですが、さらに素晴らしいのが「ホルベアの時代から」と「抒情組曲選集」です。
グリークと言えば、ノルウェイの作曲家。ノルウェイのイメージは北欧のあまり太陽の出ない、どことなく暗い景色を思い浮かべがちです。
でもグリークの作品は、重苦しい雰囲気はなく、決して熱っぽくはありませんが、ヒンヤリとして北欧の微風がそよぐ雰囲気の中に、瑞々しい躍動感が溢れています。
こうした湿っぽい梅雨の時節に耳を傾けると、憂鬱な気分を吹き飛ばして、とてもさわやかな気分になりました。
田部京子さんは日本を代表する名ピアニストです。知情意のバランスのとれた演奏家でしす。「バランスのとれた」と表現すると何か優等生のようなイメージを持ちがちですが決してそうではなく、クライマックスでは思い切った解釈を見せるなど懐の深さを持っています。
以前は田部さんのリサイタルに時々行っていましたが、最近では忙しくなってもっぱらCDを聴くのみです。
このグリークのピアノ曲集、久しぶりに聴いて本当に素晴らしかったので、皆さんに是非お薦めてしたいと思い、本日コメントしました。
Bon Voyage !
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