アマゾンはクラウドで日本を制覇するのか

こんにちは、チャーリーです。

米アマゾン・ドット・コム子会社でクラウド最大手のアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)が日本でも存在感を高めている。2013年に約2万社だった国内利用企業は現在10数万社。4年で5倍以上になった。クラウド利用に消極的だった金融機関も取り込み始めている。産業構造の変革を迫る「アマゾン・エフェクト」が話題になるが、クラウド事業での安定収益があってこそ今のアマゾンの躍進がある。

(~中略)

住信SBIネット銀行は基幹系システム以外の全てのシステムをクラウド移行する方針を決めた。個人情報を扱うローン申請システムもAWS上で動かす。基幹系についても「今後の検討課題」(同行)としている

金融機関は従来、システムを社外に置くことに抵抗があった。しかし、「どんな銀行のシステム担当よりAWSのほうがセキュリティに詳しい」(同行の木村紀義最高技術責任者)ことが認知され、続々と委託検討が始まっている。

新サービスの開発基盤として活用するSOMPOホールディングスの楢崎浩一グループ最高デジタル責任者(CDO)は「自前のデータセンターが安全でクラウドが危険というのは迷信」と言い切る

[2017年11月26日(日)日本経済新聞 朝刊より]

この記事を読んでアマゾンのクラウドがここまで進んでいることを認識するとともに、「アマゾンなんて所詮、書籍のデジタル通販会社だろう」という自分の思い込みがいかに時代錯誤であるかということを反省しました。上記の記事のように、ネット銀行や損保会社の責任者が、クラウドが危険だというのは根拠がないと断言しているのを見ると、本当にクラウドのセキュリティ技術も日々進歩しているんだなという感慨を持ちます。またこの日経の記事では、IBMのクラウドについては触れていませんが、大型コンピューターを持つIBMとあくまで身軽なアマゾンとで、今後どちらのビジネススタイルが日本で優勢となるのか、当分目が離せない状況になっているようです。

 

     

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