こんにちは、チャーリーです。
現在、上野の東京国立博物館で三国志展が開催されています(9/16月・祝まで)。
これに刺激を受けて、3年前に読了した吉川英治の「三国志」を読み返しています。
本日、全8巻中2巻の真ん中あたりまで読み進んでいます。
1巻の冒頭、劉備玄徳(りゅうびげんとく)のエピソードで幕を開けるこの物語。玄徳の人徳を反映して、最初は抑えられた筆致で始まります。しかし、董卓(とうたく)、曹操(そうそう)、呂布(ろふ)など戦国の世での群雄割拠の混乱のなか様々な武人の活躍が描かれますが、だんだんと残酷なシーンがいや増していきます。今初めて登場した人物が1ページ後に首をはねられるというシーンが多く出てきて、思わず目をそむけたくなることもしばしばです。
それでも、この「三国志」老若男女に幅広く人気を博しているのは、登場する英雄たちのキャラクターの特徴を巧みに表現された結果、それぞれの人物にファンの読者がつくからではないでしょうか。
作者の吉川英治は、「宮本武蔵」を読んだ時も感じましたが、昭和の文豪にしては文章がとてもわかりやすく、令和の若者が読んでも全く抵抗なく読み進めることができる名文と思います。この機会に一読してみては如何でしょうか。
Bon Voyage !
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