こんにちは、チャーリーです。
今回は、近年惜しくも逝去された山崎元氏の著作にコメントします。
山崎元「経済評論家の父から息子への手紙」(Gakken)
山崎氏は常々「昭和のサラリーマン」の働き方に鋭い批判をされていますが、当書ではさらに突っ込んだ論及をしています。
(中略)
他方に、医師や弁護士のような専門職になって「高い時間単価」を得る労働を売る手段もあった。長年「収入が良く、社会的なステータスが高く、安定していて、いい商売だ」とされていた。ただし、これらの専門職も「自分の時間を売ってお金を得る」時間売りのビジネス・モデルであることに変わりはない。
この個所を読んで、衝撃を受け唖然としました。社会的なエリートと今まで認識していた医師、弁護士を時給労働者と一言で切って捨てる爽快さに感動しました(笑)
さらに論及は続きます
こうした状況は今でも残っているが、「大企業役員」、「医師」、「弁護士」のような職業の成功者は、せいぜい数億円単位程度の資産を持つ「中金持ち」になるに過ぎない。しかも、多くの場合それは晩年に入ってからだ。その割にはポジションを得る上でのハードルが高い。古い働き方常識に従うと、大いに不自由な職業人生を送り、小さな確率で成功するものの、成功しても大金持ちにはなれない。つまらない。割りが悪いからやめておけ。
この個所を読んで、私は今までもっていた固定観念がガラガラと音を立てて崩れていくのを実感しました。昭和の発想でがちがちの父親からは、末は「役員」になれ、「医師」になれ、「弁護士」になれと、焚きつけられてきました。そのどれにもなれず挫折感を味わった時もありました。
山崎氏はこの3つのカテゴリー職業を時間労働者の中金持ちに過ぎないと切って捨てます。本書ではこの後、株式に関わる仕事を目指せという主張を展開されますが、この個所で自分が個人投資家であることの肯定感を強く感じうれしくなりました。自分が時間を削って労働するのではなく、資本に自分の代わりに働いてもらうことの合理性。
本書はこの後も斬新な発想が目白押しです。あらゆる世代の方にお勧めです。
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