クラシック音楽を「マスター(体得)」すると一生の宝物になる

こんにちは、チャーリーです。

梅雨のせいとは言え、7月とは思えない寒さですよね。今年は冷夏になるのではないでしょうか。

皆さんのなかで、クラシック音楽を聴くことを趣味にしている方はどれくらいいらっしゃるのでしょうか。

クラシック音楽というと、とかく堅苦しいとか、退屈で眠たくなるなどのイメージがあると思います。

このクラシック音楽ですが、実は少し入り込むと、一生の宝物になるくらい充実した素晴らしい世界を味わうことができます。私が中学時代、音楽を担当していたO教諭は、クラシック音楽を身近なものにするには、同じ曲を何回も繰り返し聞くことがポイントと言っていました。まず激しい主題が管楽器で鳴らされ、そのあと抒情にあふれたメロディが弦楽器で奏され、それから終結部に向かって大きく盛り上がっていく。。。例えばこうした音楽の流れが自分の頭に入っていれば、難しくて退屈と思われるクラシック音楽が楽しくなってきます。

またかなり古い話ですが、かつて月刊誌「レコード藝術」でアカデミー賞審査委員長であった村田武雄氏が、クラシック音楽を繰り返し聞いていると、各個人のなかで目に見えない蓄積ができてきて、それが自分の人生の大きな実りとなってくれるとコメントしていたのを思い出します。

こうしたことから、クラシック音楽を自分の身近なものにできたら、豊かな人生を約束されると思います。方法は簡単です。自分が関心を持った曲、好きになりそうな曲を選んでそのCDを購入します。最初に購入するのはあまり個性のある演奏でないほうが良いでしょう。それを何回も何回も繰り返し聞く。このメロディAがでた後は次はメロディBで曲想が一変する、ということが掴めてくるまで繰り返す。そうした後で、別のCDを聴く。今度はその曲のなかでもすごく個性的な演奏のCDにする。テンポがめちゃくちゃ速い、金管楽器を派手に鳴らす等々で良いです。

そうすると貴方は、その曲についてはスペシャリストになれるのです。その曲の隅々まで理解できるようになります。楽譜が読めようが読めまいが、それは気にしなくてよいと思います。全体の流れが見通せているという自信が重要です。そうなるとこの曲に関して2枚のCDでは物足りなくなりもっと別の演奏が聴きたくなるかもしれません。それでいいのです。また別のCDを聴くことで更にその曲の理解が進みます。こうして知らず知らずのうちにクラシック音楽の世界に浸っていくことになります。ここまで来たら別の曲に変えて、同じように横展開していけばOKです。こうして体得したクラシックの音楽作品は、皆さんの一生の糧として人生を彩ってくれるのは間違いありません。

Bon Voyage !

 

 特にお好きな曲がない場合、ベートーヴェンの交響曲「運命」でトライしてみてください。最初に聴くのはハイティンク指揮ロイヤルコンセルトへボウ管弦楽団のCDをお勧めします。テンポが中庸、オーソドックな演奏で曲そのものの魅力を味わうことができます。

 

ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」&第7番

ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」&第7番

  • アーティスト: ハイティンク(ベルナルト),ベートーヴェン,ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2015/04/29
  • メディア: CD
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 上記のハイティンク盤で曲の内容を熟知したら、クライバー指揮ウィーンフィルハーモニー管弦楽団のCDにチャレンジしてみてください。第一楽章の有名な運命の主題を颯爽としたテンポで駆け抜ける様は一聴してその魅力の虜になるでしょう。

ベートーヴェン:交響曲第5番《運命》&7番

ベートーヴェン:交響曲第5番《運命》&7番

  • アーティスト: ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団クライバー(カルロス),ベートーヴェン,クライバー(カルロス),ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2009/10/21
  • メディア: CD
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