
完全なる投資家の頭の中──マンガーとバフェットの議事録 (ウィザードブックシリーズ)
- 作者: トレン・グリフィン,長尾慎太郎,井田京子
- 出版社/メーカー: パンローリング
- 発売日: 2016/02/13
- メディア: 単行本
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こんにちは、チャーリーです。
8月も早いもので3分の2が経過、暑さもピークをやや過ぎた感がありますが如何お過ごしでしょうか。マンガーの箴言その3となります。
私たち(マンガーとバフェット)は、ほぼ毎日ただ座って考えるだけの時間をたっぷり確保しています。これはアメリカの会社としては非常に珍しいことです。私たちはただ読み考えているのです。つまり、ウォーレンと私はほとんどのビジネスマンよりもたくさん読み、考えていますが、彼らほど行動していません。(2005年のキプリンガー誌)
このコメントは以前もふれたことがありますが、マンガーが労働者ではなく資本家であることを明確に表しています。私は企業の命に従って時間を切り売りしているサラリーマンです。上司の命令があれば、扱い商品の動作チェックのためほぼ終日ビルの出入り口に立って検査をすることもあります。足底筋膜炎になった時は猛烈な痛みが襲いましたが、なんとか耐えて全うしました。 時間の切り売りを卒業し、労働者から資本家になるためには越えなければならない一線があります。それが「よく読み、考える」こと。マンガーはシンプルなコメントで私たちにヒントを与えてくれています。
私たちは素晴らしい柔軟性と、ただ行動するためというバカげた理由では動かないという規律を持っています。これは、何もしないことに耐えられなくて、愚かなことに手を出してしまうことを避けるための規律です。(2000年のウエスコ株主総会)
人間は一般的に言って「暇」であることが苦手です。まじめな人ほど、何もしないことに耐えられなくて、銀行や証券会社の口車に乗せられて、リスクの高い金融商品に手を出し大きな損失を被ったりします。野球では見送り三振は恥ずかしいことかもしれないけれど、投資では「チャンス来るまで見送り続ける」ことが、何度繰り返しても過言ではないほど大切な規律であることを肝に銘じるべきと思います。
Bon Voyage !
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