みずほFG、辛苦の新システム、改修費用は膨大でも顧客にメリットなし

こんにちは、チャーリーです。

みずほFGは17日午前9時からの新たなシステムへの正常な移行を確認したそうです。

みずほファイナンシャルグループ(FG)は17日午前、預金口座などを管理する新システムへの移行を終えたことを確認した。過去には大規模なシステム障害を2度経験し、新システムへの移行作業では顧客の利便性も犠牲にした。一方で長期にわたる開発の間に銀行を取り巻く環境は様変わりした。フィンテック時代の新たなサービス作りを進めなければ競争に勝ち抜けない。(日本経済新聞19年7月18日朝刊)

過去に2度の大規模障害を引き起こし、またATMの集中改修のスケジュールを知らず現金を切らす顧客が出るなど、迷惑をかけっぱなしの銀行なのです。わたしはみずほの銀行カードを所有していませんが、所有している人から見ればどうしてこんな銀行に預金をしてしまったのかと臍を噛んでいるに違いありません。

今回のシステム統合にかかった投資額は約4500億円と膨大なもので、三菱UFJの約3300億円、三井住友の約1000億円と比べてもいかにコストがかかっているか一目瞭然です。当たり前のシステムにするのにこれだけのコストがかかっている事実は、顧客の利便性を配慮して新サービス等に当てる投資が犠牲になっているということではなでしょうか。

フィンテック時代に新サービスへの取り組みは当然ながら他大手行より周回遅れの状況になっているはずですから、顧客としてはみずほと付き合ってもほとんどメリットは感じられない。一流銀行3行の再編で起きた確執が主要因のATMシステムのトラブル、今までメイン行にしてきた顧客にとって、このまま継続するメリットはあるのでしょうか。

Bon Voyage !

 

システム障害はなぜ二度起きたか みずほ、12年の教訓(日経BP Next ICT選書)

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