投資家は支出を切り詰めよ~医療保険、特にがん保険は本当に必要か?

 

不透明な10年後を見据えて、それでも投資する人が手に入れるもの

不透明な10年後を見据えて、それでも投資する人が手に入れるもの

 

 

こんにちは、チャーリーです。

投資に関する著述家で岩崎日出俊さんがいらっしゃいます。

岩崎さんの書籍で特徴なのが、タイトルの付け方の秀逸なこと。

上記の書籍のタイトルは、「不透明な10年後を見据えて、それでも投資する人が手に入れるもの」。

日本の伝統的な本作りの感覚から言えば、完全に字余りでしょう(笑)。

しかし、投資ブログで読者を惹きつけるタイトル付けをするとしたら、抜群のセンスを持っているといっていいのではないでしょうか。

岩崎さんの書籍はタイトルで注目されるだけでなく、内容についても示唆に富むものが多いと思います。一例を上げれば

医療保険、特にがん保険は本当に必要なのか

医療保険の広告では、「入院したらこれだけのお金がかかる。だからそこをこの保険でカバーしましょう」というロジックを展開している。日本には公的な健康保険制度があるので、仮に入院して高額の医療費がかかったとしても自己負担はその3割で済むのだが、「その3割でさえ大きな金額です。医療保険でカバーしましょう」と売り込むのが、保険会社の商売方法だ。

ただし、日本のの公的健康保険制度には「高額療養費制度」というものがあって、医療費として個人が負担しなければならない額の上限が決まっている。たとえ月に100万円の医療費がかかったとしても、自己負担は3割の30万円ではない。月8万7430円以上の医療費は払わなくていいのである。(中略)

では、ガン保険はどうだろうか。テレビでもガン保険のコマーシャルはたくさん流れてるが、世界でもこんなにガン保険を買っているのは、日本くらいである。日本でがん保険を販売している米国の保険会社が米SECに届け出ている有価証券報告書を読むと、日本向け販売が多いことにびっくりする。

上記のコメントはこの書籍の本の一部分であるが、ここでの知識を体得できたら、保険のセールスマン、セールスウーマンの口車に乗せられることがなくなると思います。日本人は営業担当に情で訴えられると、ほろりとなって人生の長きに渡り損失を与える保険契約にサインしがちです。ここで上記のコメントを読み返し、理をもって営業マンを撃退することが必要です。他国にはない日本でのがん保険の熱心なセールスの実態も頭の片隅においておいたほうが良いでしょう。

岩崎氏の本はこうした投資家(読者)目線での有益な情報を提供してくれるのでたいへん有り難く思っています。

Bon Voyage !

 

 

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