さらば、モノづくり日本の終焉

 

日本式モノづくりの敗戦―なぜ米中企業に勝てなくなったのか

日本式モノづくりの敗戦―なぜ米中企業に勝てなくなったのか

 

 

こんにちは、チャーリーです。

今から6、7年前、セミナー聴講に熱心だった時期があり、野口悠紀雄さんの公演にも数回行った。

野口教授はモノづくり日本に一貫して否定的で、企業での一人当り時価総額がアメリカと日本で差が大きい状態であることを憂慮されていました。

アメリカでは日本のメーカーのように広く浅くの技術のデパートではなく、シスコ、アップル、グーグルのように突出した仕組み、技術で世界をリードしているケースが多い。

野口教授は、どれだけ一生懸命、技術開発を推進しても日本のモノづくりは袋小路に入ってしまうだろうと予測していました。あれから数年、シャープやパイオニアの実状を見ると野口氏の先見性に敬意を表します。

そんな野口氏が、日本がこれから進むべき道は金融しかないと当時力説されていました。セミナーの聴講生が「金融とは具体的にどんな仕事ですか」と質問するのですが、それは自分で考えなさいというような感じで、はぐらかした感じがしました。

私も当時「???」と思ったのですが、今改めて考えてみると、日本人ひとり一人が株式投資家になって、企業を直接に間接にに支援することこそ、金融の仕事ではないかと思い当たりました。年月を経て野口さんの思考の切れ味はますます鋭くなっていると思います。

 

 

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