ユニクロ 遠い売上高3兆円目標(日経新聞)

こんにちは、チャーリーです。

ファーストリテイリングの業績は復調している。2017年度8月期の連結決算は増収増益。アジアを中心とした海外事業が好調に推移したためだ。ただ、当面の目標としている売上高3兆円の姿はまだ遠い。「情報を商品化する企業になる」(柳井氏)を目指すなか、IT(情報技術)戦略の進捗がカギを握る必要があるためだ。(中略)

一方でIT戦略は苦戦している。国内ユニクロ事業のネット販売比率を早期に30%まで高める方針だが、17年8月期は6%にとどまる。2月に東京・有明に物流センターを本格稼働し、商品企画から生産、物流までの情報をITで一元化する改革を始めたが、目立った成果は生まれていない。(日経新聞朝刊・17年10月21日)

ユニクロの経営のベクトルが相変わらず迷走状態にあるようです。アジアを中心にした事業の伸びが増収増益に貢献したとありますが、こうした拡大戦略はセールスが好調の時は良いのですが、いったん停滞すると固定費の重しが一挙に経営を悪化させます。そんなこと過去の経緯から十分わかっているはずなのにまた同じ轍を踏みますか?さらに酷いのはIT戦略とやらです。よもや店舗で販売している商品をネットでも買えるようにすることを目指してはいないですよね? 業界のライバル企業が、商品のレンタルから購買に至るスキルを考案したり、ネット上で買い手側から逆オークションの仕組みを構築して新たな販路を見つけたりと様々な努力を重ねている中で、十年一日のネット商品販売では、きつい言い方ですが、ネット販売の比率を30%までもっと行くのは極めて困難であると言わざるを得ません。

 

     

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