ついに来た・・・米国内でギャップ(GAP)200店閉鎖

こんにちは、チャーリーです。

前回、GAP系ファッションブランドOLD NAVYの日本店舗の全面撤退の話題を紹介しました。

さらに、2017年9月8日(金)の日経朝刊の記事で衝撃的な内容が報道されていました。

ギャップは大規模な店舗リストラを発表。3年間に傘下の「GAP」と「バナナリパブリック」の約200店を閉鎖する

この記事にはびっくりしました。OLDNAVYの撤退はある程度納得いくものでしたが本体のGAP、それなりに人気のあったバナナリパブリックの店舗閉鎖とは、ついに来るべきものが来たという感じです。

日本でも店舗展開している上記の不振の要因は、アマゾンを中心とするネット販売の成長だ。衣料品もアマゾンの得意分野だ。米調査会社カウエンによると17年のアマゾンの衣料販売高は280億ドルに達し「全米最大の衣料品販売店」になるとされる。今年に入って相次いでいるメイシーズなどの百貨店の閉店も、アマゾンとの競争で衣料品売り上げが落ち込んでいる側面が大きい

確かにアマゾンの衣料分野へのチャレンジは脅威です。但しこの記事にはGAP自体の持つ問題点に言及がなされていません。それはGAPブランドの持つ、個性のない品揃え、とんがった感性の欠如、陰影のあるデザインセンスの不足などでしょう。GAPには平凡さがこびりついており、それを払拭して個性あるブランドに生まれ変わるのは容易ではないでしょう。しかしそれをGAPはやらなければ市場退場あるのみです。衣料品にそぐわない通販業界への対抗策を今考える段階にはありません。今やらなければならないことは、H&M、ZARA、ホリスターなどの個性ブランドに比較してどれだけの月並みのテイストから抜け出す打開力を発揮できるかにかかっていると思います。GAP再生に残されている時間は僅かです。

 

 

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