フィッシャーの「超」成長株投資を拾い読みしてみた

 

 

こんにちは、チャーリーです。

コロナパンデミックで自宅滞在率が90%超です(苦笑)。

皆さま、いかがお過ごしてしょうか。

前回、前々回のブログにも書いたように、英語のマスターですとか、日本史の再学習などいろいろやっていますが、もうひとつ書斎の本の中から「宝探し」も始めています。

書店に行って衝動買いはしたものの、積読状態になっているものが何百冊もあります。

この機会に、そうした部屋に埋もれていて興味のあるタイトルの書籍についてはとにかくページを開けたいと思いました。

本日私がコメントするのは、フィッシャーの「超」成長株投資です。

この本の著者、フィリップ・A・フィッシャーは成長株投資で成功した投資家で、バフェットがグレアムの割安株投資で袋小路に入ってしまった時、ブレイクスルーのキッカケを与えたアナリストとしても有名です。

今回この本を拾い読みしようとしてパラパラめくっていたら、びっくりしたことがあります。

それはこの本のいたるところに太字や大文字で文章が強調されている個所が散見されることです。多い個所では、1ページに3個所くらいあり、かなり目立ちます。

これはこの本の監修者の方が、親切な配慮として、重要と思われるコメントを識別させるためと思われます。

しかし、この編集の欠点として、私が読んでいて、太字以外の箇所がまったく目に入らなくなってしまったことがあります。

同じ本を読んでいても、どこが心に響くか、どこが必要な個所かは人によって認識は様々はず。

それが監修者が強調してしまうと残りのコメントから自分にとっての宝物が探せないという状況になることは、問題点として付記させていただきます。

但し、何とか株式投資を世に広めたいという監修者の熱意は大いに評価します。

この本のなかで、印象に残ったのは、株式を購入するタイミングについて言及した

Point5 ちょっとした値段の違いにこだわってはならない 

の箇所です。

もしそればほんとうに良い株で、しかも現在の株価がかなり安いと思えるならば、「成り行き」で買うことです。1/8ドルとか4/1、1/2ドルとかいった程度であれば、余分に支払っても、この株を買い逃して取り損ねる利益に比べれば何ほどのものでもありません。

これはとても重要な指摘ですね。この本の文脈では、あと数セント安く買おうと指値取引をするもそこまで値段が下がらず取引ができなかった悲劇を上げています。

ブログ米国村の著名ブロガーの方も、長期的な投資視野からは、購入価格の多少の価格差異は将来の利益にあまり影響を及ぼさないと言及しています。

現在コロナ禍のなか、米国株式市場もジェットコースターのようなアップ・ダウンを繰り広げているのが現状です。こうした時こそ市場環境に一喜一憂せず、指値で淡々と買い増ししていくことの大切さをフィッシャー先生に教わった気がします。

Bon Voyage !

 

 

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