資格の大原

セブン 脱「効率格差」~コンビニ事業のROA 百貨店の20倍、だから・・・

 

セゾンの挫折と再生 (Series SAISON)

セゾンの挫折と再生 (Series SAISON)

  • 作者: 由井常彦,田付茉莉子,伊藤修
  • 出版社/メーカー: 一般財団法人日本経営史研究所
  • 発売日: 2010/03/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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こんにちは、チャーリーです。

16日の日経新聞夕刊でまた、セブンイレブンと傘下百貨店のリストラについて記載がありました。私も三度(みたび)取り上げることになります。

2018年2月期の各事業のROA(営業利益ベース)はGMSなどスーパーストア事業が2.2%、百貨店事業が1.1%。ほかの小売業とほぼ同じか低い水準だ。

例えば、三越伊勢丹ホールディングスやJ・フロントリティリングのROAは2.3~4%とセブン&アイの百貨店事業より高い。不動産事業を強化している丸井グループは4.7%だ。セブン&アイのスーパーストア事業もイオンのGMS事業を上回るものの、高水準だとは言えない。

一方、セブン&アイの国内コンビニ事業のROAは21.7%に達する。ROAが最も低い百貨店事業の20倍だ。コンビニは店舗の土地や建物を地主から借りるケースが多く、ROAが高く出やすい。ただ国際会計基準を適用して賃貸不動産を資産計上するファミリーマートにならい、セブン&アイも同様の会計処理をしたとしても10%以上となる計算だ。

国内コンビニ事業は不動産会社と比べてみても資産を有効活用できている。ROAは三井不動産や三菱地所(いずれも4%)を上回る。

ここであらためて、各百貨店とセブンイレブンのROAを比べてみましょう。

西武・そごう⇒1.1%

三越伊勢丹ホールディングス⇒2.4%

J・フロントリティリング⇒2.4%

丸井グループ⇒4.7%

 

セブン&アイ コンビニ事業⇒21.7%

 

こうしてみると、コンビニ事業と百貨店事業と比べることが如何に意味がないかが分かると思います。セブン&アイのなかに三越伊勢丹が入ったら、コンビニから見て9倍のROAとなってします。三越伊勢丹はあっと言う間にリストラの嵐に巻き込まれること必定でしょう。もともとコンビニ事業とデパート事業はまったく経営構造が違うのです。セブン&アイが西武・そごう連合を買収した理由を、当時の雑誌等で当たってみましたが今一つ判然としません。おそらくイオンと競り合って収益で少しでも勝とうとして触手を伸ばしたような気がします。上から目線での余計なアドバイスが渋谷西武の店舗イメージを崩したように、間違ったリーダーシップは会社経営を危うくさせます。願わくばバークシャーハサウエィのような君臨すれども統治しない優秀な会社が買収してくれないでしょうか。脈々と受け継がれるセゾン文化を断ち切られないよう、優秀な投資会社が買収してくれることを望んでいます。

Bon Voyage !

 

 

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