新聞ではもはや小さな囲み記事扱い~大塚家具 赤字が拡大

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こんにちは、チャーリーです。

大塚家具には昔から質の高い家具を購入させてもらって感謝しています。

それだけに、最近の経営不振に歯痒い思いをしています。

そんな大塚家具の決算状況が日経新聞に小さな扱いで出ていました。

大塚家具が9日発表した2019年1~6月の単独決算は、最終損益が24億円の赤字(前年同期は20億円の赤字)だった。前年同期に固定資産の売却などで特別損益を計上した反動が出た。不採算店の閉鎖は一定の効果があったが、補いきれなかった。(19年8月10日日経新聞)

大塚家具は相変わらず揺れています。ブログの過去記事で言及したことがありましたが、高級路線に特化するのか、安売り店に業態転向するのか。思い切った舵取りが外からみて不明確なままです。私が思うのは、本当の富裕層に特化した品揃えにする、その代り拡大路線はせず、店舗/人員規模は現状維持を厳守する。こうした状況で顧客へのサービス技術の向上に努めれば復活の可能性はあると思うのですが。

ただし、今回の日経の記事で気になる個所がありました。

大塚家具は6月、中国アリババ集団が運営する越境ECサイト「天猫国際」で商品販売を始めた、大塚社長は中国事業について「売上高が来年に50億円、2年目は100億円も夢ではない」と話した。(同上)

国内での販売が頭打ちになったから、やむなく中国に出ていった感があります。大塚家具は国内で高級路線を主体に商売を続けてきました。競合が牙をむき、価格競争が激しい中国市場で具体的な戦略があるのでしょうか。新聞記事等は注視しているのですが具体的な内容を目にしたことがありません。あと売上高の指標を上げていますが、いくら売上が100億円になろうと利益が赤字になってしまっては元も子もありません。利益指標がほしい。更に揚げ足取りになりますが、「〇〇も夢ではない」というのは社長のコメントとしてはいささか素人っぽいイメージを与えてしまいます。夢見る夢子にならないように大塚家具には、確固とした競争戦略を打ち出していただくことを望みます。

Bon Voyage !

 

 

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