財務3表一体理解法著者の書いたマネジメントバイブル

 

悩めるマネジャーのためのマネジメント・バイブル

悩めるマネジャーのためのマネジメント・バイブル

 

こんにちは、チャーリーです。

以前ある雑誌で、投資家が読んでいる書籍ベストテンという企画があって、意外な著書として國貞克則氏の「財務3表一体理解法」が入っていることを紹介しました。

 

www.dear-charie.com

 

上記の「マネジメントバイブル」は、その國貞氏が書いた渾身の書籍です。

概要は、マネジメント書籍というとSWOT分析のように机上の分析を優先させるきらいがあるけれど、実際のビジネスは切ったら血がでるような生々しい現実との闘いである。またキャリアを考えるにあたり5年先にはこうしたい、10年先にはこうなっていたいという概念は経営環境が急激に変わる昨今には通用せず、目の前の仕事に一つひとつ全力で取り組みことが何より大事と言及されています。マネジメント関連の書籍にありがちな頭優先でのスタンスとはまったく反対の、筆者の熱い思いが読み取れるユニークは著作です。

この本のなかで、國貞氏は経営コンサルをしている頃の自分の弱さ、傲慢さなど負の部分についても隠すことなく赤裸々に記しています。

顧問先の社長さんに「なぜあんなレベルの低い新人を採用するんですか」と言ったことがありました。そしたらその社長曰く、「國貞さん、わかってないね。あんたも昔はあんな感じだったんだよ」といわれました。たしかにそうです。新入社員の頃の私は無断欠勤したこともありましたし、極度の二日酔いで会社にはいったものの半日会議室で寝ていたようなこともありました。人はいまの自分のレベルで他人を評価しようとしますが、実は自分も「あんなレベルの低い人」といわれてもおかしくない人間だったのです。(中略)

このように、國貞氏は書籍のなかで、自分の失敗談、家族との葛藤などについても、気取らず描こうとしています。そうすることで自分のような人間でもロングセラーとなって「財務3表一体理解法」を書くことができた、読者諸氏もきっと自分の思いを成就することができるはず。そのための「マネジメントバイブル」になりたいという思いがストレートに伝わって来ました。財務3表の著者の別の一面がわかる好著です。お薦めしたいと思います。

 

  

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