モノづくり幻想が日本経済をダメにするのだろうか?

 

こんにちは、チャーリーです。

私は野口悠紀雄さんのファンで手帳や書籍をよく購入しています。

野口さんは日本のモノづくりに対して、一貫して否定的な立場をとられています。

米国の大手企業に比較して、日本のメーカーの株式時価総額が少ない点を指摘されています。

日米の時価総額比較で、アメリカでは、グーグル、マイクロソフト、シスコシステム等単一分野で他社が追随できない技術をもっている企業が上位を独占している、一方日本は自動車産業がかろうじて上位に入っているが、所詮自動車産業コモディティで差別化できる産業ではない。

つまり、日本はモノ作りとか得意になっていては、世界の潮流から取り残される。日本は製造業は諦めるべきで、残された道は金融業しかないという意見です。

この金融業というのはいささか唐突で、講演会での聴衆からの質問で「なんとか製造業でこのまま継続していくことはできないでしょうか?」という質問にも、「それは不可、金融に舵取りしないといけない」というだけで具体的な言及はありませんでした。

私は思うに、この金融(業)というのは長期投資家(業)のことではないかと最近思っています。野口先生に「金融業とは個人長期投資家も含まれていますか?」と訊いたら「YES」と答えていただけるのでしょうか。

 

     

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